日々の仕事や家事、育児による疲労を感じている人はとても多いのではないでしょうか?また、人間関係や仕事のプレッシャー、将来への不安などによって、精神的な疲れを感じている人も数多く存在するはずです。もしも「やらなきゃいけないことがあるのに体が動いてくれない」「無意識にため息が出てしまう」という状態ならば、すぐにでも疲れを癒してあげる必要があると言えるでしょう。
気負い過ぎないことが重要ですが、それが難しい時もありますよね。
本記事では
- 疲れの種類
- 疲れを癒す方法
以上の内容で順に解説していきます。
疲れにはどんな種類があるのか
人は「疲れ」という言葉を日頃からよく使っていますし、それがどのような状態を指すのか身をもって体験しているので、何となくはわかっているはずです。しかし、具体的に疲れの種類を説明するとなるとなかなかできなかったりします。運動をしたり勉強や仕事したりしたときに、何となく「疲れた」と感じますが、その疲れの種類(原因)には違いがあります。
- 末梢性疲労
- 中枢性疲労
末梢性疲労
末梢性疲労とは、体の疲れのことを指します。筋肉には蓄えられたエネルギーがあるのですが、体を動かし続けることでこのエネルギーが使われ、エネルギーが減少していくことで「疲れ」を感じます。体の疲労は日中のパフォーマンスを大きく低下させてしまうだけでなく、血流も悪くしてしまいます。また、運動によって直接的に筋肉に負荷が掛かることでも疲れや炎症が起きます。
中枢性疲労
中枢性疲労とは、心理的、精神的な疲れのことを指します。例えプレッシャーや居心地の悪さが小さかったとしても、長時間そういった状態が続くことで精神的な疲れは溜まっていきます。また、瞬間的に大きなプレッシャーやストレスを感じた際も、疲れの症状は現れます。運動や体を使った時の疲れとは質が違いますが、ぐったりとしてしまい動くことが億劫になってしまう倦怠感を感じやすくなります。
疲れを癒す方法4選
体と心の疲れは、もちろん放置しておくのは良くありません。重い疲れを感じたならば(理想的なのは疲れが溜まらないようにすることですが)、以下のような方法をなるべく早く実施して、癒してあげましょう。
- 良質な睡眠
- 入浴
- 適度な運動
- バランスの良い食事
良質な睡眠
睡眠は直接的に筋肉疲労を軽減させるだけではなく、副交感神経を優位にさせ脳や神経を癒すことができます。ただし、単純に寝れば良いというだけではなく、「良質な睡眠」でなくては十分に心身を癒すことはできません。
近年では就寝直前までスマホやPCを操作している人も増えてきているため、ブルーライトや首肩のコリの影響によって睡眠の質が下がってしまいがちです。最低でも就寝1時間前(できれば2時間前)までにデジタル機器の操作は終わりにして、質の良い睡眠が取れるように心掛けましょう。
どうしてもスマホ見てしまいます。。。
入浴
近年の若年層は湯船に浸かるという習慣が薄まってきていて、シャワーだけで済ます人も多くなってきています。しかし、お風呂に浸かることで筋肉を緩め血流を改善させることもできますし、神経の緊張を和らげることも可能となります。
「時間もないしガス代と水道代も掛かるしシャワーで済ませよう」と思ってしまうのもわかりますが、最低でも数日に1回は湯船に浸かり疲れを癒してあげましょう。
適度な運動
体を動かすことで疲れが溜まるというのも前述した通り事実ではありますが、「適度に」運動を取り入れることで筋肉に溜まった疲労を輩出することができます。これは、筋肉と内臓の働きを活発にしてくれるからです。
運動不足の人は、そうしても筋肉が凝り固まり、血流が悪くなってしまうものです。ジョギングやヨガ、ストレッチなど、生活の中に適度な運動を取り入れましょう。
自宅の近くに木々の多い公園や森林があるという人は、毎日そういった場所を散歩するというのも疲れを癒すのに効果的です。人は木々などの自然に触れると緊張が和らぎ、ストレスが軽減されるものです。ストレスが軽減されることで必然的に疲れも癒すことができるはずです。
都会にはそういった公園などはありませんが、小さな木が数本生えている隣にあるベンチに座って休憩するのも同じような効果が期待できるので、お昼休みや仕事終わりなどに試してみましょう。
バランスの良い食事
食べたものは体の中に入り、そのまま人体に影響をもたらします。大きな影響をもたらすポイントであるため、日頃からバランスの良い食事を心がけるようにしましょう。特に疲れには「ビタミンB1やB2」が重要です。
これらの栄養素が不足すると、乳酸が体内に蓄積されやすくなってしまうので、疲れやすくなってしまいます。また、他にも「カルシウム」や「鉄分」なども積極的に摂取すべきだと言えるでしょう。
まとめ
今回は、「疲れの正体と溜まった疲れを癒し活力を取り戻す方法」について解説してきました。疲れの正体は、「末梢性疲労」と「中枢性疲労」であり、放置しておくと心身に多くのネガティブな影響を与えてしまいます。
「良質な睡眠」や「入浴」「適度な運動」「バランスの良い食事」といった方法をしっかりと実践して、疲れを溜めすぎないように生活していきましょう。
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