3度目のコロナワクチンの追加接種(ブースター接種)はお済でしょうか?先日私は3度目の接種を完了したため記録としてその実体験に基づき情報を残しておこうと思います。
まだ接種前の人にとって有益な情報となれば幸いです。
本記事では
- 3度目のコロナワクチン(モデルナ)接種の効用
- 接種後の副反応の実体験
以上の内容で順に解説していきます。
3度目のコロナワクチン(モデルナ)接種の効用
日本在住の8割の方が2度目のワクチン接種が完了している中、現在3度目のワクチン接種が開始しています。まずは3度目のワクチン接種についての基本事項をおさらいしようと思います。
なぜ追加(3回目)接種が必要なのか
なぜ追加(3回目)接種が必要なのでしょうか。その理由が厚生労働省のホームページに記載されています。
日本で接種が進められているワクチンは、デルタ株等に対して、高い発症予防効果等がある一方、感染予防効果や、高齢者においては重症化予防効果についても、時間の経過に伴い、徐々に低下していくことが示唆されています。このため、感染拡大防止及び重症化予防の観点から、初回(1回目・2回目)接種を完了したすべての方に対して、追加接種の機会を提供することが望ましいとされています。
引用元:https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0096.html
そもそも追加接種(ブースター接種)とはなにか
ブースター接種の意味は「ワクチン接種や病気にかかって免疫をすでに持っている人」が更にワクチン接種することで追加免疫を得ることを言います。2022年2月現在オミクロン株が世界的に流行しており、感染者の中には2回以上ワクチンを接種したにも関わらず新型コロナウイルス感染症にかかる「ブレークスルー感染」が発生しています。このような時間経過に伴う感染予防効果の低下に対するブレークスルー感染を拡大防止、重症化を予防する目的で、ブースター接種が行われています。※現状主流のモデルナやファイザーのワクチンは2回目の接種完了までが1セットのため3回目以降の接種がブースター接種と呼ばれます。
また各製薬会社よりブースター接種によって、デルタ株の働きを抑える中和抗体の値が増加するという報告があり、ファイザーは約5倍から11倍、モデルナもおよそ42倍、アストラゼネカも増加が確認されたとのことです。
ブースター接種に関する懸念点
以上のようにブースター接種を厚生労働省も推奨していますし、自分も打ってしまったのですが、安易に従わず今一度以下の懸念点も踏まえたうえでよく検討するようにしてください。
- 長期的な安全性が確立されていない
- 副反応が2回目より大きい傾向にある
- 新たな変異株誘発のリスクがある
- 短期的な感染予防効果よりも長期的な重症化予防効果が高い
- 長期的な安全性が確立されていない
-
mRNAワクチンの集団接種自体がそもそも人類初めての試みである上にブースター接種は専門家でも意見が分かれる通り安全性の確立がされていません。
- 副反応が2回目より大きい場合がある
-
厚生労働省によると、2回目の接種後と比較して有害事象の発現傾向は概ね同様であると確認されているようですが、リンパ節の腫れなどについては、初回(1回目・2回目)接種時と比較して、発現割合が高い傾向にあったようです。後述しますが私は2回目より3回目のほうが副反応による頭痛がひどかったです。
- 新たな変異株誘発のリスクがある
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ワクチンには新たな変異株誘発のリスクがあり、デルタ株やオミクロン株とは別の新たな脅威を生み出してしまう可能性もあります。
- 短期的な感染予防効果よりも長期的な重症化予防効果が高い
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今のワクチンは”感染予防”よりも”重症化予防”に効果を発揮しているため、感染予防目的にブースター接種を広く行うことは、以上に挙げた安全性や新たな変異株出現の可能性などのリスクを鑑みると妥当ではないという専門家もいるようです。
それでも私が接種した理由
以上を踏まえて以下の理由から私はブースター接種をする決断をしました。
・身内に重症化リスクの大きい人がいる
・接種しないリスクよりも接種するリスクの方が小さいと思った
私は1度目と2度目にモデルナを接種し、3度目のブースター接種でもモデルナを接種したのですが正直思ったよりも3度目の副反応が大きかったのでファイザーを選択してもよかったのでは?と少し後悔しています。※追加接種のワクチンはファイザー社のワクチン又は武田/モデルナ社のワクチンであれば交差しても問題ないとされています。
接種後の副反応の実体験
実際に3度目接種を終えて本日副反応から復帰しましたので1度目、2度目と3度目の副反応の違いを表にまとめてみました。
1~3度目の副反応の違い
私は男性で、現在31歳。すべてモデルナで、3回とも午前10時に接種しています。
初日 | 1日後 | 2日後 | 3日後 | |
---|---|---|---|---|
1度目 | 腕 :午後から痛み | 腕 :肩が上がらない | 腕 :肩が上がらない | 腕 :多少の痛み |
2度目 | 腕 :午後から痛み | 腕 :肩が上がらない 発熱:38.7度の発熱 頭痛:有り | 腕 :肩が上がらない 発熱:37,5度の微熱 頭痛:有り | 腕 :多少の痛み 発熱:平熱 頭痛:無し |
3度目 | 腕 :午後から痛み | 腕 :多少の痛み 発熱:38.7度の発熱 頭痛:有り | 腕 :多少の痛み 発熱:平熱 頭痛:有り | 腕 :多少の痛み 発熱:平熱 頭痛:有り |
トータルでは2度目と3度目の副反応は同程度の苦しみだったように思います。(噂では3度目ワクチンの量は半分と聞いてるのですが。。。)
3度目の2度目に対する違いを簡単にまとめると以下です。
3度目はとにかく頭痛が苦痛でした。
3度目経験者からのアドバイス
ブースター接種の経験者としてすこしだけアドバイスをしたいので参考に聞いていただければと思います。
もしも接種することが確実なのであれば「ロキソニン」等の鎮痛剤を確保することを推奨します。解熱作用もありますので風邪薬よりも確実に症状を抑えることができます。またゼリー状の栄養ドリンクも数日分用意しておくと安心です。
私は3度ともモデルナですが比較的ファイザーの方が副反応が軽いと聞いているため3度目からはファイザーにすればよかったと少し後悔しています。4度目を接種することになるならファイザーを選択するかもしれません。
正直接種しないのもひとつの手です。1、2回目の接種で重症化のリスクはある程度抑えられるようですし、私は表のとおり発熱や頭痛で合計5日間ダウンしています。なんだか予防接種でこれだけ健康を害する期間が長いともはや本末転倒では?と少し思っています。
まとめ
今回は、「3度目のコロナワクチン接種」について解説してきました。自分の記録のために記事にしましたが、もしこれから接種する、もしくは悩んでいる人の目に触れましたら少しでも参考になれば幸いです。
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